クルーズ船の下船者から感染

国内および諸外国でクルーズ船の下船者からの新型コロナウイルス感染が相次いでいます。クルーズ船での隔離策が完ぺきではなかったということです。

 

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過去の記事でも取り上げましたが、ここで改めてクルーズ船内の発症者における発症日のグラフを張りたいと思います。

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これを見るとやはりクルーズ船への隔離に一定の効果はあったのではないかなと思います。もちろん100%ではありません。限られたリソースでできる限りのことをしたというのが実際のところだと思います。

クルーズ船の隔離に関しては行政を責める気にはなれません。厚生労働省単独で行うのには無理があったのだと思います。

アメリカではCenter for Disease Control and Prevention(CDC)という機関が権限をもって感染症対策に当たれます。日本では厚生労働省やその傘下にある国立感染症研究所がそれに相当するのかもしれませんが、特に厚生労働省感染症の専門家が十分そろっているとは言い切れず、またマンパワーも不足しています。

今回の反省を活かして、ぜひ日本版CDCを作るよう声を上げていきましょう。