新型コロナウイルス対策で今できること

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が広まってきています。今できる感染対策をまとめます。

感染経路は現時点で接触感染、飛沫感染エアロゾル感染が言われています。エアロゾル感染については意見が分かれるようですが、感染経路別にまとめます。

接触感染

患者さんの咳やくしゃみをした際の飛沫などが付着した部位に触れ、その触れた手などで目、鼻、口などの粘膜を触れることによる感染です。いつウイルスに触れるかはわかりませんので、不用意に手を顔に持って行かないことが重要です。また不特定多数がよく触れるところ(ドアノブ、手すりなど)を70%アルコールや次亜塩素酸ナトリウムの希釈液で拭いておくことも対策として有効です。そういったところを触れた後は顔に触れる前に手をよく洗うかアルコール消毒しましょう。

飛沫感染

患者さんの咳やくしゃみをした際の飛沫を浴びることによる感染です。ウイルスは基本的に飛沫と一緒に浮遊していると考えられ、患者さん側がマスクをすることで飛沫が飛び散るのを防げます。また飛沫を直接浴びないために健康な人がマスクをつけることも一定の効果はあると考えられます。その際に注意するのはマスクを外すときです。外に向けていた部位は飛沫がたくさんついているものとして触れないようにしてください。接触感染の原因になります。

加えて咳エチケットが重要です。咳をするときに手で覆うのではなく、ハンカチ、ティッシュ、服の袖などで鼻と口を覆います。手で覆うとその手にウイルスがたくさんついてしまい不潔になります。その手で何かに触れてしまうと、他の人に接触感染をきたす原因になります。一般の方々にもっと咳エチケットが広まってほしいと思います。

エアロゾル感染

これは対策がいちばん難しいです。自宅レベルでは換気をよくすることくらいかと思います。医療従事者であればN95マスク着用で対策しますが、これをつけたまま生活することは息苦しくてできません。エアロゾル感染するかどうかはまだ確定していないところが救いでしょうか。

 

以上簡単にできることをまとめてみました。自分の身を自分で守ることも重要です。それにより自身が感染源になることを防ぎ、周りを助けることにもつながります。

咳エチケットもぜひ守っていきましょう。